メタバースに代表されるように、仮想空間に対する関心が高まっています。特に、コロナ禍で人々の余計な接触を減らす、自粛生活が求められた世の中でメタバースの需要が一気に高まりました。メタバースのような仮想空間を作り出すために欠かせない人材が、VRエンジニアです。
VRエンジニアでメタバースの世界で活躍するためには、いくつか必要なスキルがあります。どんなスキルが求められるかは、メタバースの中でもどのようなジャンルで活躍したいかによって若干変わってきます。もしゲーム系のメタバースで活躍したければ、ゲームエンジンに関する知識やスキルは必要でしょう。そのほかには、3DCGデザインのスキルのあるエンジニアは需要が高いです。3Dグラフィックの制作やデザインのできる人で、そのようなスキルがあればメタバース内で動くキャラクターづくりにその力を発揮できるからです。メタバースの中でキャラクターを動かすためにはキャラクターだけでなく、背景やエフェクトなどトータルスキルが求められます。
実写VRなどの分野で活躍するためには、動画編集のスキルがあると有力な武器になりえます。VRやメタバースといわれるとCGだけで構築されていると思われがちですが、現実世界を仮想空間に取り入れることもあります。もし実写の景色を導入するのであれば、実際の景色を撮影したうえで編集作業も必要です。撮影スキルも必要です。360度カメラを使いこなしたり、より美しい画像にするために照明を使いこなせたりできるようなスキルがあるといいでしょう。